めぐり逢い、恋愛を経た男性と女性が一緒になるのが結婚です。
出会いのきっかけも幸せの形も人それぞれ違います。
ですが、近頃では挙式をしない人達も多くなってきています。
これまでは披露宴も結婚式も当然のように行われていました。
一生に一度のことですから、お祝いしてもらいたいのは普通の感情です。
しかし、結婚式を挙げないというのには何かしらの理由があるようです。
なぜ入籍だけを済ませる形を取るのか聞いてみました。

ナシ婚についての調査

近年入籍は済ませたものの、式場での披露宴や結婚式を挙げない夫婦が増加しています。
いわゆる「ナシ婚」と呼ばれるものです。
2017年株式会社みんなのウエディングが行なったのが「ナシ婚」に関するアンケートです。
トップ3に挙げられたのが、次のようなものです。
「セレモニーみたいで嫌だ」「経済的理由で挙げられない」「挙式以外に出費したい事がある」
4位だったのが9.3%の「おめでた婚」でした。
2018年に同じ内容のトップ3は次の通りです。
21.8%「経済的理由」19.6%「セレモニーみたいで嫌」19.0%「おめでた婚」となりました。
3位だった「挙式以外に出費したい事がある」が8.2%で4位に下がったのです。

ナシ婚にした理由とは

それぞれの回答の中で、ナシ婚を選んだ理由としては次の通りとなっています。
セレモニーのようで嫌だと回答した人のうち、結婚式自体に興味を持っていないというのがありました。
また、写真撮影に出費したくない・参加者の注目の的になるのが躊躇われるというのもありました。
経済的理由と回答した人の中には、時間もお金も掛かってしまい面倒に感じるというものがありました。
他にも、挙式費用が高額なため他の事にお金を回したいというのも見られました。
おめでた婚と回答した人の意見としては、挙式優先ではなく子供のために使いたいというものでした。
先に妊娠してしまったため、式を挙げる時間的余裕が出来なかったという意見もありました。
・結婚をきっかけにやったこと・やりたいこと
ナシ婚を選ぶ人達が、結婚をきっかけとしてやったことについても聞きました。
61.7%が「身内を呼んでの食事会」52.8%が「Facebook・LINEを使って結婚を伝える」でした。
そして65.5%と一番多かったのが「結婚指輪を買う」というものでした。
また、結婚したのをきっかけとしてこの先やりたい事についても聞いてみました。
48.6%「新婚旅行」48.6%「結婚指輪を買う」48.5%「婚礼衣装を着用して写真を撮る」というものでした。
この結果からもわかるように、たくさんの夫婦が結婚指輪を買いたいと望んでいます。
憧れの婚礼衣装で写真を撮ったり2人での新婚旅行なども大切な思い出にしたいことがわかります。

結婚式の他に何にお金を使いたいのか

最も多かったのが20.8%の「新婚旅行」続けて18.8%「貯金する」15.6%「養育費」となりました。
披露宴や結婚式は、親しい友人達や両親にお祝いされて幸せな時間を過ごせます。
ですが、式を挙げるまでには引き出物も考えねばならず式場予約や費用などするべきことがたくさんあります。
そんな中、生活状況や予算はどこまで出せるのか等話し合いをした結果、ナシ婚にする2人も出てきているのです。
幸せな日々を送るために、結婚式・披露宴を挙げるのも挙げないのも当人たちの自由です。
納得するまで話し合い、結論を出すのが大切なのです。

まとめ

結婚の形はさまざまなものがあります。
それまで挙式は、至極当然のように行われてきました。
経済的に余裕があれば、結婚式も披露宴も挙げることが出来ます。
ですが、最近増えてきているナシ婚というのも選択肢の一つです。
挙式費用を、食事会や指輪の購入に回すという方法も取られています。
結婚後の思い出作りに写真撮影をしたりハネムーンに行く夫婦もいます。
式を挙げるかどうかは、周囲ではなく結ばれる2人が決めるものです。