結婚して子供が生まれると、専業主婦になるか外で仕事を続けるかを選ぶ事になります。
ある学術調査で出された結果について注目されているものがあります。
働いている母親の元で育った娘は、仕事でしっかりとした成果を出しているというのです。
また、幸福度も調査していますが母が働いていてもいなくても、さほど影響がないといった結果となっています。
今回は、子供にとって働く母親の存在はどういうものかについて見ていきます。

結婚後は働くべきか?

女性は結婚すると今の仕事を続けるべきか専業主婦におさまるべきか選ぶ場合があります。
夫となる男性から働くのを辞め専業主婦になってほしいと言われる事もあるはずです。
特に子供が生まれると、育児に専念して欲しいと望まれたりもするのです。
或いは、子供に寂しい思いをさせるけど夫婦共働きを選ぶといった事もあります。
夫婦にはさまざまな形があるので、結婚・出産後も女性が働き続けられるかは本人次第です。
また、会社やパートで働かずとも在宅で出来る仕事も数多くあります。
在宅での仕事を選べば、子供が昼寝をしている間に進められるという訳です。
パソコンを使ったものもあるので、子供の側でちょっとした小遣い稼ぎが出来るのです。

育児は夫婦二人で

育児をしていくには一人では大変なので夫に参加してほしい気持ちはあるはずです。
夫婦で協力し合いながら子育てをしていく事で、子供は愛情豊かにすくすく育っていきます。
母親一人に任せきりにしてしまうと、育児ノイローゼになってしまいます。
夫であり父親でもある男性は、一家の大黒柱として懸命に働いています。
仕事で忙しく疲れていても、少しでも育児を手伝ってくれればそれだけで妻は楽になるのです。
子供は両親の背中を見て日々を共に過ごし育っていきます。
将来どんな風に大きくなって独立していくのかは育てる側となる両親の心がけ次第です。
母親が働いていてもいなくても、子供自身が幸せだと感じればそれでじゅうぶんだと思います。

母親によって娘の雇用率が変わる?

研究・調査をしたのはハーバード・ビジネススクールの教授グループ、対象の親子は29ヶ国10万人でした。
仕事をしている母親の元で育った娘は、専業主婦の母の元で育った娘よりも雇用率が1.2倍も高いというのです。
勤務先でも先導ができて、給与についても高めといった調査結果が出ました。
また、働いている母親の元で育った息子は育児に長い時間参加し、男女平等の気持ちを持つといいます。
結婚する場合でも、仕事をしている女性にする確率が高いそうです。
母親が働いていると、娘が独り立ちして就職した時キャリアへも好影響になるということになります。
ですが、ここで気になるのは育てられる立場にある子供たちが幸せなのかどうかです。

就労と幸福感

先述した研究では、母親が働いていることで子供たちが幸せに感じているのかも調査しています。
ですが、娘であれ息子であれ母親が仕事に就いているのと幸福度との関連性は無いとしているのです。
これらの研究については一部批判もされています。
しかし、子供の幸福度と母の仕事に関連性が無いとわかった事はとても大きいです。
働いている人達の給与が下がっている日本では、夫婦の共働きが主流です。
妻であり母親でもある女性が専業主婦になっている世帯もあります。
今までは母が仕事に就くと子供に影響が出るという意見があり、働く事を躊躇う人達も少なからずいたかと思います。
とはいえ、女児でも男児でも働くのを躊躇う必要は無いと言えます。

まとめ

育児をしながら働くというのは、女性にとって大変なことです。
同じように、専業主婦と育児を兼ねている女性も楽ではないのです。
母親が働いているか否かで子供が幸せなのかは関連性が無いと言います。
生まれてきた子供が女の子でも男の子でも愛しいのには変わりないのです。
子供のために働くのは、親にとっては当然の義務です。
一日一日変化していく子供の姿を見るのは嬉しいものです。
立派に育ってくれる事こそが両親の願いです。