周りから祝福されて結婚をしたはずの夫婦も子供が出来て子育てをしていく上で
価値観の違いや性格の不一致で気持ちが離れて離婚に至るケースがあります。
子供のいない場合の離婚は二人だけの話し合いで決着が付く場合が多いのでスムーズに離婚もできます。
しかし、夫婦の間に子供がいる場合はなかなか離婚が成立しないことが多いです。
最も多いのは子供をめぐっての親権問題です。
子供は二人にとってかけがえのないものです。
お互い子供を手放したくない理由から離婚話もなかなか進みません。
最悪法定まで発展するケースも珍しくありません。
親権問題が解決しても今度は養育費の問題があります。
仮に父親が養育費を払うことになっても新しい家庭ができてしまうと自分の生活に追われてしまい
養育費の支払いも滞ってしまう人も出てきます。
その都度、現在の家族に内緒でお金を準備している人も中にはいます。
しかも会社の友人やローン会社からお金を借りて学費や受験などに用立てる人の姿をみることがあります。
養育費はきちんと毎月払っていても母子家庭のため子供を3人育てるには生活費が足りないようです。
なので、時々子供がお金の相談をしてくることもあるようです。
例えば高校の授業料が足りなくて2,3ヶ月滞納したら母親が学校に呼び出されてしまったので息子が
別れた父親に授業料を払って欲しいと相談にきた事例もありました。
また、自動車学校に行きたいから授業料を支払って欲しいと連絡があった
大学の授業料を援助して欲しいなど・・・
実の子供のために父親としてどうにか援助してあげたい気持ちがあっても、新しい家庭を持つとなかなか
お金を自由に使うことができないため苦労しているようです。
別れた子供たちに結婚のお祝いをしたくても新しい家族に遠慮して結婚式に出席できない人も中にはいます。
離婚はお互い二人の問題であって子供たちには非は全くありません。
離婚後も父親としてできることはしてあげたいと誰でも思っているはずです。
しかし、お互いに新しい家庭をもってしまうと、なかなかうまくいかないのが現実です。