ごく普通に生きているつもりでも、何か物足りないと感じている女性もいるかと思います。
そんな風に思うのは、もしかすると一番身近にいる親が原因かもしれないです。
ですが、平成世代と昭和世代とでは社会の動きが丸っきり違います。
50代や60代の両親が言う言葉にとらわれすぎると、現実との差に苦しむことになります。
気にしていないと思っても、心の隅にあると危ないです。
幸せを逃しやすい価値観を知っておく事が重要です。
「結婚は早い方が良い」
親の世代の人たちが若かった時代は、自分の親がどこからか縁談を持ってきていました。
なので、20代で結婚・妊娠・出産を経験した女性がほとんどです。
ですが、現代は自分自身で恋人を見つけるようになっています。
若いうちに出産をしたからと言って、必ずしも幸福になれるわけではないです。
特にシングルマザーが生きづらい日本は、別れたくても叶わず耐え忍んでいる人もいるのです。
ひと昔前は耐える事こそが正しいとされ、生きていくために結婚していました。
自身の辛さをひた隠しにして、子供たちに結婚を強要している場合もあるのです。
ですが、今は自分自身で幸せを選べるようになっています。
親世代が苦労していた若い頃とは違うのです。
「ごく普通の男性がいい」
親たちは、自分が育ててきた娘に苦労してほしくないと願っています。
そのため、安定している会社で働いていて収入の多い人が普通の男性だと考えているのです。
ですが、現代社会では働いている男性が貰う平均年収が下がっています。
なので、親たちが望んでいる「普通の男性」というのはほぼいないのです。
女性が考えている普通の男性というのは、自分と比べてレベルが高い人です。
結婚して二人の生活が始まると、少しずつお互いの価値観を知っていくようになります。
自分とさほど変わりがなく、ギャップが少ない男性であれば上手くいきやすいです。
さらに、現代は転職する男性も多いので、ひとつの会社に留まるのが優れているとは限らないのです。
「仕事をするより結婚するほうが幸せだ」
親の世代が生まれ育ったのはまさに高度経済成長期です。
結婚しても、夫である男性がたくさん稼いできてくれる時代だったのです。
ですが、現代は「結婚しても働いてくれる?」と聞いたり共働きを望む男性がほとんどです。
「稼ぎが多く、安定した人との結婚が良い」と思っていると婚活が進みづらくなります。
昔のように「結婚後は辞職して専業主婦になる」といった考えも減ってきています。
結婚後は辞職するという心づもりでいると、独身のままとなった時や離婚時に苦労します。
注意が必要です。
「結婚しても家事と仕事を両立させる」という考え方をしておいたほうが良いです。
経済的な面で依存していない所を見せると、男性も選びやすくなります。
「男性の後ろを行くのが女性」
親世帯が若かった時代は、女性は専業主婦となり男性が稼ぐというものでした。
いわゆる「女は前に出たりせず、夫より3歩後ろをついて歩く」という形です。
そのため、妻ではない他の女性と顔を合わせても威張っているのが50代・60代の男性です。
ですが、今の時代は女性の社会進出が当たり前となり4年制大学を出ている人もいます。
それまでの「女性は男性を立てねばならない」といった考えは通じないものとなっているのです。
夫婦共働きが当然となっている中で、手助けしていける関係性が望まれている時代です。
ただし、高いプライドを持っているのが男性です。
飲食店では上座に座ってもらい、控えめにするということも心掛けるのが大切です。
まとめ
親世帯の女性達が若かった時代というのは、生きるための道は結婚しかありませんでした。
でも今の時代は、自由に恋愛をして相手を探し結婚へと進んでいけるようになっています。
結婚することが必ず幸せにつながるわけではないですが、それでも望んでいる人達は数多くいます。
親世帯の持つ価値感を鵜呑みにせず、自分の考えをしっかりと伝える事が大切なのです。
親世帯も、子供が幸せになることを一番に考えてあげることが大事です。