あれほど結婚式や披露宴の時は出席者に祝福してもらい、二人の間でも幸せになると誓い合ったはずなのに・・・
お互いの気持ちが離れてしまうと離婚の扉は一気に開いてしまいます。それでなくてもどんなに仲のいい夫婦でも長い期間においては一度や二度は「離婚」を考えたカップルは結構廻りにはいるのが普通です。それは年齢や結婚期間に関係なく訪れます。
しかも
離婚の原因は様々です。相手の一言がどうしても許せなかった人やたった一度の過ちや長年積み重なってきた不満など、他人には分からない二人の出来事が必ずあります・・・
中には本人同士はうまくいっていても親や親族との関係が悪化して別居を余儀なくされた悲しい夫婦もいます。
最近相談があった方の中にご主人のDVが酷くて逃げるように家を出てきた奥さんがいました。しかも子供を二人置いてきているため「気がかりで夜も眠れない」という相談でした。
二人の結婚は10年前に始まったわけですが、その結婚生活も廻りが羨ましいほどの優雅な生活でした。
もちろん専業主婦で子宝にもすぐ恵まれて幸せな生活がつづいて行くはずでしたが、ご主人の態度が変わり始めたのは、幸せいっぱいなはずの二人目の子供がお腹にいる頃でした。
日常の些細な言葉からいきなり身重な奥さんに暴力を振るうようになっていきました。それを機に日常的にご主人の暴力が始まっていきました。
当然奥さんは身の危険を感じて一時的に実家に身を寄せていました。無事に二人目のお子さんは出産することができましたが、奥さんの強い希望で離婚することになりました。
しかし、離婚が成立するまでに慰謝料や親権の問題など二人にとって問題は山積みでした。DVをする男性の理由はなんでもいいのです。暴力を振るうことでストレスが一時的に消失するのです。
このような事例は明らかに離婚の原因で認められるでしょうが、最近の離婚の原因の多くは「性格の不一致」です。
この場合は双方が同意すると離婚も問題はありませんが、どちらかが同意しない場合は家庭裁判所で争うことになるので離婚までに時間がかかります。どちらも納得してスムーズに離婚する方が珍しいのです。
夫婦関係は当事者同士しか分からないので、他人が即断即決で結果を出すのは難しいですね・・・