よく聞く言葉に「子離れ・親離れ」というのがあります。
婚活をしている30代~50代で親離れ出来ていない人がいます。
これは男性にも女性にも共通しています。

「いい年をした」と言われる年代なのに親離れできていないのが現状です。
そして、その親御さんは子離れできていないのです。

ある婚活ライターはお見合いに仲人で立ちあうそうです。
様々な現場を見てきたといいます。
今回はこうした人達の婚活事情についてお伝えします。

県内の男性と結婚させたい親

九州出身の男性Kさんは都内にある大学を卒業しています。
その後メーカーに就いて関東に住んでいます。
51歳ですが結婚後は子供を希望していました。

お見合い相手として選んだ女性は30代後半~41歳でした。
しかし、アラフォーの女性は自分と近い年齢の人を選びがちです。

ある日、Kさんが申し込んだ九州のAさんから返事が届きました。
親近感がわいたように見えたのですが、断られたのです。
Aさんの親御さんが、県内で相手を見つけてほしいと言うのです。

九州で婚活する女性達は、相手が見つけづらく関西に行くそうです。
それにもかかわらず、自分の意志に反し親の言う通りしたのです。
自分の為のお見合いのはずなのにとても残念な話です。

なぜ国際結婚できない?

子供を望んでいる50代・40代男性は、女性とのお見合いは困難です。
その際仲人の立場で薦めるのが、国際結婚なのだそうです。
しかし、先程のKさんも含めほぼ9割が考えていないというのです。

Kさんが国際結婚を候補に入れないのには、次の理由がありました。
中国・ベトナム・タイ等の女性と結婚するなら、親子の縁を切ると言っているのです。

結婚というのは、本人たちが決めるものです。
そして2人の絆と愛情で誕生し育てられる子供は幸せです。
祖父母にいいように思われずとも、孫である本人は不幸ではないはずです。

とかく国際結婚は両親の反対が大きいです。
昭和生まれの親御さんにとって「結婚相手は日本人」という思いが強いからです。

なぜ42歳の男性は実家で暮らすのか?

42歳になるIさんは婚活ライターの方に次のような質問をしました。
「真剣に婚活をしたいけれど、実家暮らしはマイナスか?」

女性達は、実家暮らしの男性に対していい印象を持っていないです。
洗濯も掃除も食事も母親任せにしているからです。
たとえ結婚できても家事は女性のものと考えているものなのです。

利点としては、無駄遣いしないなら貯金をしていけます。
しかし、女性のほとんどは自立出来てないと考えているのです。
Iさんは850万という年収なので、実家を出ても暮らしていけます。

「どうして実家を出ないのか?」という質問の答えはこうでした。
「母が私の一人暮らしを嫌っているから」
互いに子離れ・親離れできていない証拠です。
子離れできていない親もいる

親子それぞれが自立する事がいい関係に繋がる

子供は、両親がいない限り生まれてこないです。
誕生し、たくさんの愛情を受けながら育っていきます。
学校へ行くにも、当然費用が掛かります。

子供なら、親への感謝は持っているものです。
しかし、成長するとやがては自分で働き始めます。
両親を大切にしたいと思いながらも、自立が必要になるのです。

いっぽう、親のほうも子供の自立を認める必要があります。
一人の大人として接してあげるのが親の大事な役目なのです。
子供だけでなく、両親も自立する事が良い関係に繋がります。

いつまでも子離れ・親離れできないままだと結婚できないです。
子供が自立し離れてしまうのは親にとって寂しいものです。
ですが、立派になったと喜んであげるべきです。
子供は親を選べない

まとめ

結婚し、子供を望むのは至極当然なことです。
それは、30代であっても40代・50代でも同じです。

しかし、子離れできていない親がいるのが現状です。
また、親離れできていない子どももいます。
それが、いつまでも結婚できない原因とも言われているのです。

生まれてくる子供は親を選ぶことが出来ないです。
成長後の自立を認め、離れてあげる事が親の役割でもあるのです。
結婚難民とならないように親として見守ってあげて下さい。